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パワハラ疑惑や贈答品おねだり疑惑等で問題となり、一度、兵庫県知事を失職した斎藤元彦前知事が、2024年11月17日、兵庫県知事選で再選を確実にしました。
これまで報道されるニュースや情報をもとに、できる限り中立に見るよう努めてきましたが、新たに出てくるニュースやSNSで拡散される情報にはまた驚くべきものがあり、今も非常に混沌とした状態が続いています。
そのような状況も踏まえた上で、この一連の事件を振り返り、ビジネスの現場でマネージャーが気をつけるべき言動とその影響についてお伝えしたいと思います。
これまでのニュース まとめ
新旧すべての情報において、いまだ鵜吞みにすることはできず、また、立場によって情報を受け取る温度感も異なるかと思います。
その中で兵庫県知事選に向けた街頭演説で、(パワハラ疑惑等に対して)「改めるべきは改める」と繰り返し、「改革を止めない」と訴えた斎藤氏の熱意が、県民に伝わった形となったようです。
しかし、知事復帰後も、「百条委員会」での証人尋問は続けて行われる見通しです。
また、今回の再選を受けて、一部の県職員からは「不安に思う職員は多いはず」「『生まれ変わる』という言葉を信じて仕える」といった声が上がっているという報道も流れています。
この一連の事件を「ビジネスの現場」に置き換えて考えると、マネージャーが「言動に細心の注意を払う」ことの重要性を改めて強く感じます。
当時の「百条委員会」証人尋問で、斎藤氏は県職員に対して「厳しい叱責をしたことや付箋を投げた、机を叩いた」ことは認め、「必要な指導だと思っていた」と説明・謝罪していたとのこと。
「百条委員会」が実施した県職員アンケートでも、約4割が「知事のパワハラを見聞きした」と回答していたことを考えると、いくらマネージャー本人が「必要な指導だと思っていた」としても、相手やまわりの人たちが「行き過ぎ」だと思えば、人間関係や信頼関係を取り戻すことは非常に難しい状況となってしまいます。
その結果、部下たちに過度なストレスをかけることもあるでしょうし、強い反感を買ってしまう可能性も出てくるでしょう。
(そのことだけが原因ではないかも知れませんが)斎藤氏が一度、知事を失職したことからも、お互いに大きなダメージを負うことは明確かと思われます。
マネージャーが熱い想いを持って、部下たちに接することは大切です。
時には、厳しい言葉を伝える必要もあるでしょう。
しかし、今一度、ご自身の言動が「行き過ぎ」ではないかどうか、見つめ直す時間も持っていただけたらと思います。
もし、あなたがどのように対応すれば良いのかわからない場合、ぜひ、以下のページも参考にしてください。
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マネージャーが「言動に細心の注意を払う」ことは、部下たちを守るだけではなく、自分自身を守ることでもあることを、心に留めていただければ幸いです。
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