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大阪府大東市の保健医療部に勤務する女性職員が、2020年3月までの約1年間にわたり、当時の上司から無視されたり大声で叱責されたりするパワハラを受けていたとのこと。
「あんた私の倍以上の給料もらってて何言うてんねん。嫌やったら辞めてまいな」と、強い言葉で叱責する再任用の上司の音声データも記録されていました。
その職員が別の上司に相談したところ、「上司が怒らない言い方を身に付けないといけない」「自分で割り切らないと仕方がない」と、職員本人にパワハラの原因があるような発言を繰り返したそうです。
その為、職員が弁護士とともにその後も調査を求め続けた結果、やっと2024年2月9日に、市はパワハラがあったことに加えて、その後の対応についても「二次被害を生じさせるものであった」と認め、職員に謝罪したということです。
弁護士は「パワハラを受ける被害者側に、その原因があるかのような発言が繰り返されてしまった。問題を問題として取り扱うと、ややこしいという意識から適切な対応を怠ってきたのではないかと」と述べ、市は「再発防止に取り組む」としています。
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