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秋の大祭「長崎くんち」で有名な「諏訪神社」の、セクハラやパワハラをめぐる3訴訟問題が終結しました。
一つは和解、二つは訴えが取り下げられたということです。しかし、その内容は神社のイメージから程遠いものでした…
まず、和解した件は、神職である権禰宜7人が、上司に当たる禰宜2人からパワハラを受けたとして、2021年12月に禰宜に対し880万円の損害賠償を求めていた訴訟です。
訴状によると、禰宜は日常的に権禰宜たちを「ばか」等と罵倒し、身体的特徴をからかい、他の人たちの前で怒鳴るなどのパワハラを繰り返していたとのこと。
今回、禰宜が陳謝し、解決金(金額は非公開)を支払うことで和解しましたが、権禰宜7人は現在、長崎県内外の別の神社に勤めているそうです。
また、訴えが取り下げられた件は、当時の宮司(2023年2月に死去)からセクハラ行為を受けたとして同市内の女性が2022年1月に1万円の損害賠償を求めた訴訟と、セクハラ疑惑は名誉毀損に当たるとして前宮司が2022年9月に約400万円の慰謝料を求めた訴訟です。
訴状によると、女性側は前宮司から握手を求められて応じようとしたところキスを求められたり、神社内で「俺の愛人になれ」と言われたりしたと訴え、前宮司側は「真実ではない」として真っ向から対立していたとのこと。
各代理人弁護士は今回、訴えの取り下げが望ましいと判断したとしています。
コロナの影響から数年中止され、やっと4年ぶりの通常開催が決定した「長崎くんち」
この開催が、今回の終結を推し進めたのかも知れません。
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