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大阪府池田市立中学校の教諭がパワハラにより懲戒処分を受け、異動となりましたが、異動後も同じ学校に出入りしているとし、全教池田教職員組合が、この加害者教諭の校内への立ち入りを止めさせるように市教育委員会へ要望書を出していたことがわかりました。
異動となった教諭は複数の同僚に暴言を吐いたり、大声で怒鳴るなど、パワハラ行為が十数件、被害者は十数人に及んだと言われています。
その為、2024年2月に停職1ヶ月の懲戒処分を受けました。
その後、その教諭は2024年4月1日付で市教育委員会へ異動となりましたが、顧問をしていた運動部の生徒やその保護者からの要望を受け、4月1日以降も「外部コーチ」として始業前に校内で指導することを校長に認められました。
しかし、学校内には被害者教諭たちがおり、そのうちの一人は「姿を見ただけで震える」等と全教池田教職員組合へ訴えました。
これを受けて、全教池田教職員組合は4月下旬、この加害者教諭を校内に立ち入らせないことなどを求める要望書を市教育委員会へ提出しました。
市教育委員会は、当時、内部でも被害者の心情に配慮するべきだという意見も出たが、保護者と生徒の要望を重視し、「外部コーチ」を認めたとしています。
教育部長は「当時の判断は間違っていない」としつつも、「現場から不安の声が出ている以上、『外部コーチ』を継続させるかどうか検討せざるを得ない」と話しているとのことです。
専門家からは、「パワハラの加害者と被害者が顔を合わせないようにするのが当たり前」「教員の体調が悪化すれば、多くの生徒に影響が出てしまう」「学校や市教育委員会の対応は問題だ」という声が上がっています。
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