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長崎労働局の元監督官が「間接的」パワハラによる損害賠償を求めて提訴

竜 かずよ

長崎労働局の元監督官が「間接的」パワハラによる損害賠償を求めて提訴
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長崎労働局の元労働基準監督官 永瀬仁さんが、当時の上司から同僚へのパワハラを日常的に見聞きしたことから精神的苦痛を受け、更に、改善を求めて内部通報した後に不当に低い人事評価を受けたとし、国を相手に損害賠償を求めて提訴しました。

永瀬さんは1994年、当時の労働省(現厚生労働省)に入省。

2020年から長崎労働局で勤務しましたが、2年目の2021年4月から、上司による特定の部下へのパワハラが始まり、その同僚への暴言を約2メートルの近距離で聞かされ続ける「間接的」パワハラにより、精神的苦痛を受けたとのこと。

その内容は、「人間腐ってる」「床に座ってろよ」「直接話したくない」などの人格否定や、「時間外手当なんか請求すんな」「仕事できないなら徹夜してやれよ」「ちょっと下半身でも露出して警察に捕まればそっちが早い」といったサービス残業や退職、犯罪行為の要求など多岐に渡ったそうです。

更に、パワハラの改善を求めて内部通報した後、不当に低い人事評価を受けたとも主張しており、国に対して慰謝料など330万円を求めています。

監督官らがハラスメントを取り締まる側なのに納得ができなかった。周囲も見て見ぬふりをしており、組織の問題と考えている」と話しているとのこと。

永瀬さんによると、そのパワハラ行為をしたとされる上司は、現在も出先機関で勤務しているそうで、長崎労働局は「事実確認をしたい」とコメントしています。

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