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岐阜県岐南町 小島英雄町長がセクハラ三昧により「文春砲」を受け、2024年2月29日、辞職届を提出するに至りました。
役所に「文春砲」で驚きましたが、更に驚く詳しい経緯は以下の通りです。
- 小島町長就任直後の2020年11月からセクハラ被害の訴えが出る
- 副町長達が顧問弁護士に相談の上、2020年12月に小島町長をいさめる
- その結果、小島町長は「誰が言ったんや」と犯人捜しをほのめかし、状況は改善されず、恫喝されて終わる
- 職員達は自衛を迫られ、小島町長との会話を録音したり、被害者同士で情報共有するなど自衛策を講じる
- ベテランの秘書が度重なるセクハラに耐えられないとして2023年4月に退職を決意する
- これを機に意を決した他の被害者達が「文春」に情報提供する
その結果、2023年5月に「文春オンライン」が小島町長のセクハラ疑惑を報道し、岐南町が設置した第三者委員会が2024年2月27日に調査報告書を公表しました。
調査報告書では、町長室や役場内などで女性職員の頭や尻を触ったり、背後から抱きついたりする行為など、また、「子供を作った方が良い」「彼氏はできたのか」などと発言するなど、計99件をセクハラや不適切行為と認定し、「町長職を即時に辞す以外の選択肢はない」と指摘しました。
セクハラ以外にもパワハラも指摘され、小島町長は2024年2月28日に記者会見し、「5月末には辞めたい」と辞意を表明しました。
しかし、その後、辞任の時期を「2024年3月5日にする」と発表し、記者達がその経緯を問うと逆ギレ。その様子が2024年2月29日に各ニュースで報道され、SNSで批判的な声が多く上がりました。
組織のトップに改心を求める難しさが浮き彫りになるとともに、そこまで不適切行為を続けながらもまわりを責めようとする小島町長の意識の在り方について愕然とします…
ドラマ『不適切にもほどがある!』の「リアル版」と指摘する声も上がっています。
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