北海道北見市役所のパワハラ「揉み消し」疑惑による第三者委員会設置対応

北海道・北見市役所の市の職員5人が、2013年から上司に「死ね」「BAKAだよな」というような暴言を受け続け、2022年1月に市に対して訴えました。

しかし、その訴えを受けた窓口の担当課長は「申し立てした人を特定されたら守れない」という趣旨の説明を行い、訴えを取り下げるよう促したとのことです。

このパワハラ「揉み消し」疑惑を受けて、2023年8月10日、北見市長が臨時会見を開き、第三者調査委員会を設置すると明らかにしました。委員の選考については、弁護士や社会保険労務士などの団体に推薦を依頼するということです。

市は第三者調査委員会を設置する目的について、パワハラ事案の再調査ではなく、申し立てがあった際の市側の対応が適切だったかどうかを調査する為としています。その為、訴えのあったパワハラ事案については対応済みとして調査しない方針とのこと。

当時の市の対応が不適切であった場合、訴えのあったパワハラ事案も未解決になると思うのですが…