「できねぇんだったらやめろ」とパワハラを繰り返した北杜市立甲陽病院職員

山梨県の北杜市立甲陽病院職員2人が、2023年2月〜5月にかけて、職場の20歳代男性職員に対し、「できねぇんだったらやめろ」「立ち去れ」などと業務指導を超えた発言を繰り返し、また、脚を蹴る行為などを行っていたことが公表されました。

その20歳代男性職員が2023年5月に同病院の事務長に相談して発覚。そして、その職員は2023年5月から病気休暇中で、退職の意向を示しているとのことです。

パワハラ加害者の2人は「指導を行う中で、発言が強くなってしまった」と反省しているとのことですが、減給の懲戒処分を受け、その2人を管理監督する立場の職員1人も訓告処分を受けました。

院長は記者会見で「研修会などを通じ、全職員にパワハラについて今一度、通年で学び直してもらう」と謝罪を行いました。

病院というある種、閉じられた環境ゆえに、他でも起きている可能性はあるかも知れません。他人事とせず、全国の病院全体で、学びの場が設けられると良いなと思います。