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愛知県蒲郡市の市立ソフィア看護専門学校で、3人の教員による学生へのアカハラ(アカデミックハラスメント)事件があったと発表されました。
「アカデミックハラスメント」とは、教育の場で起こる「嫌がらせ」や「いじめ」などの迷惑行為のことを指します。今回は、教員から学生へのパワハラ行為となります。
3人のうち、一番悪質な教員が戒告の懲戒処分を受けましたが、その教員は「全員一回は泣かせる」と発言したり、他の学生の前で特定の学生に「あなたを落とす(落第させる)」と脅迫したり、多大な課題を出した上に「文句があるなら辞めてください」と脅すなどしたとのこと。
2022年6月に、学生と保護者が学習環境の改善を求める要望書と教員変更を求める嘆願書を鈴木寿明市長へ提出。
教育長や弁護士らで構成される調査委員会が立ち上げられ、1年がかりで学生や教員らに聞き取りをした後、報告書にまとめられ、2023年7月14日に公表されました。
報告書では、教育現場での指導と叱責の線引きについて、「教育指導の目的を有していた場合でも、叱責が教育指導として適正な範囲を超えている場合にはハラスメントに該当する」と定義していたとのことです。
元副学校長に関しては、不適切な指導を容認するような態度を示した上に、学生からの要望書を保存期間内に廃棄したと述べたことが問題視され、同じく、戒告の懲戒処分を受けました。
元副学校長自身は監督責任の追及を免れようとして、証拠隠滅の為に廃棄した可能性が疑われ、非難されています。
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