秋田 鹿角市長のパワハラ疑惑に対し、市長を関与させない第三者委員会設置へ

秋田県鹿角市の関厚市長が一部の市職員を大声で叱責したことなどが明らかになり、鹿角市は2024年7月、全職員を対象にアンケート調査を行いました。

回答した257人のうち、約3割の市職員がパワハラなどを受けたり、目撃したりしたなどと答え、具体的な言動としては、「俺の言うことを聞かないやつは懲戒免職にしてやる」「おまえ、退職金をもらえなくしてやろうか」などといった回答があったということです。

その報告書は市議会に報告され、鹿角市は事実関係を調べる為の調査委員会設置にかかる費用、約166万円を今議会へ追加提案していました。

その予算案は、議員から上がった「調査に市長を関与させない」等の意見を含めた上で可決されました。

鹿角市は2024年10月上旬にも第三者委員会を設置し、パワハラがあったかどうか、また、再発防止策の提言を取りまとめてもらう予定です。

市長は2024年9月10日から始まった市議会の一般質問の中で、市職員へのパワハラ問題に関連して進退を問われましたが、「事実であればパワハラと認定されると思うので、その結果を待ちたい」として言及を避けました。