福岡県議のパワハラ疑惑動画をあげたYouTuberへ名誉毀損の罪で賠償命令

「パワハラなどをした」とする動画をYouTubeに投稿された福岡県議会議員の佐々木允氏が、YouTuberの男性2人とそれぞれの運営会社に825万円の損害賠償などを求めた訴訟を起こしました。

その判決が福岡地方裁判所で2024年12月6日に下り、裁判長は「真実であることの具体的な立証はなく、名誉を傷つけた」として、YouTuberたちへ110万円の支払いと動画の削除を命じました。

判決によると、選挙に関する情報などを発信していたYouTuberたちが、2023年11月から2024年5月にかけて、動画で佐々木氏の名前をあげ、「県職員らとかに対してパワハラするって」などと発言。

裁判長は「真偽不明であることへの説明はなく、視聴者は事実が存在する可能性があると認識を持つ」と判断したということです。