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陸上自衛隊・水陸機動団の2連続パワハラ事件(長崎・相浦駐屯地)

竜 かずよ

陸上自衛隊・水陸機動団の2連続パワハラ事件(長崎・相浦駐屯地)
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相浦駐屯地パワハラ事件 その1 - 20代男性隊員(3曹)の事件 -

陸上自衛隊・水陸機動団(長崎・相浦駐屯地)に所属する20代の男性隊員(3曹)が、2021年11月に自殺を図って死亡していたことが判明しました。

陸上自衛隊によると、その男性隊員は業務上における「精神面の健康チェックシート」を記入した際、健康状態が悪いという趣旨の回答をしたところ、上司である男性曹長から書き直しを求められたとのこと。

その後、男性隊員は2021年11月初旬、佐世保市の自宅で自殺を図って意識不明となり、そのまま意識が戻らず死亡しました。

この上司(曹長)は他にも複数の隊員に書き直しを命じたと言われており、彼の行為が精神的苦痛を与えて職場環境を悪化させたパワハラに当たると見て、陸上自衛隊は調査しています。

相浦駐屯地パワハラ事件 その2 - 40代男性隊員(1曹)の事件 -

同じく、陸上自衛隊・水陸機動団(長崎・相浦駐屯地)に所属する40代の男性隊員(1曹)が、パワハラを受けたとして、2023年1月10日に会見を開きました。

会見の内容によると、この男性隊員は上記の「パワハラ事件 その1」に関与していなかったにも関わらず、2021年11月、上司である中隊長から、理由もなく休職を強要された上、復職した職場では仕事を与えられず、1日中、椅子に座らされるなどのパワハラを受けたとのこと。

更に、陸上自衛隊内では暗黙の了解となっていた「残飯喫食」(駐屯地内で食事の支給申請をしていない隊員が、廃棄される予定の食事を食べること)について、取り調べを受けたということです。

これらの精神的苦痛を受け、2021年12月にうつ病と診断され、2022年2~6月に休職。

陸上自衛隊内のパワハラホットライン等に申告しても対応してもらえず、会見に及んだそうです。

こちらも現在、陸上自衛隊が調査しています。

現在、どちらも調査・対応検討中とのことですが、自衛隊という、ある種特別な(閉じられた)組織の闇が見えてきますね…

どんな条件で「パワハラ」と言われるのか?』を知りたい方はコチラ
 ⇒ パワハラの定義

どんな状況が「パワハラ」と言われるのか?』を知りたい方はコチラ
 ⇒ パワハラの代表的なタイプ分け

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